Laundryワッペンを貼った衣類を洗濯する際の注意点

ワッペンは、シンプルな服に個性を加える便利なアイテムですが、洗濯の仕方を誤るとワッペンが剥がれたり変形したりすることがあります。
せっかくのデザインを長持ちさせるためには、適切な洗濯方法を知っておくことが大切です。

今回は、ワッペンの種類ごとの特徴、洗濯前の確認事項、適切な洗濯・乾燥方法について解説します。

ワッペンの種類と特徴

ワッペンは素材や貼り付け方によって、洗濯時の耐久性が異なります。まずは、衣類に付いているワッペンの種類を把握することが大切です。

アイロン接着タイプ

アイロン接着タイプ

ワッペンの裏側に接着剤が塗られており、アイロンの熱で生地に貼り付けるタイプです。比較的簡単に装着できる一方で、洗濯や乾燥を繰り返すと接着が弱まり、剥がれやすくなります。熱や摩擦に弱いため、特に注意が必要です。
なお、頻繁に洗濯する衣類にはアイロン接着タイプであっても、縫い付けることをおすすめします。

縫い付けタイプ(刺繍ワッペン)

糸でしっかりと縫い付けられたワッペンは、最も耐久性が高く、洗濯しても剥がれにくいのが特徴です。ただし、長期間使用すると糸がほつれることがあるため、定期的に確認し、必要なら補修しましょう。

シールタイプ(貼るだけのワッペン)

シールのように貼るだけのタイプは、手軽にデザインを変更できるものの、水や摩擦に弱く洗濯すると剥がれる可能性が高いです。このタイプは基本的に洗濯前に取り外すことが推奨されています。

それぞれのワッペンに応じて洗濯することで、ダメージを最小限に抑えることができます。

洗濯前の確認ポイント

衣類を洗濯する前に、以下のポイントをチェックして慎重に準備しましょう。

洗濯表示タグを確認する

衣類の洗濯表示をチェックし、洗濯機で洗えるか、手洗いが必要かを確認しましょう。特に「水洗い不可」の表示がある場合は、クリーニングに出すのが無難です。

ワッペンの固定状態をチェック

ワッペンが剥がれかけていないか固定状態を確認します。剥がれかけている場合は、アイロンや手縫いで補強しておくと、洗濯中のダメージを防げます。

色落ちテストをする

特に刺繍ワッペンは色落ちする可能性があるため、目立たない部分を水で湿らせて白い布で押さえ、色が移らないかをテストしましょう。

洗濯ネットを準備する

洗濯ネットを準備する

ワッペン部分を摩擦から守るため、洗濯ネットに入れるのが効果的です。裏返してネットに入れると、さらにダメージを抑えられます。

適切な洗濯方法について

ワッペン付き衣類を洗濯する際は、できるだけ優しく扱うことがポイントです。

洗濯機を使用する場合

1.「おしゃれ着コース」や「手洗いモード」を選択

通常の洗濯コースでは、ワッペン部分に強い摩擦や負担がかかるため、優しく洗えるモードを使用しましょう。

2.洗濯ネットに入れる

ワッペン部分が他の衣類と擦れるのを防ぎ、糸のほつれや剥がれを防ぎます。

3.ぬるま湯を使用する

お湯の温度が高すぎると、接着剤が溶けてワッペンが剥がれる可能性があるため、30℃以下のぬるま湯が推奨されます。

手洗いする場合

1.洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いする

ワッペン部分をこすらないように、優しく押し洗いするのがポイントです。

2.ワッペン部分はできるだけ濡らさない

特にアイロン接着タイプは水に弱いため、できるだけ部分洗いにとどめるのが理想です。

3.しっかりすすぐ

しっかりすすぐ

洗剤の残留はワッペンの接着力を弱めるため、十分にすすぎましょう。

乾燥時の注意点について

洗濯後の乾燥方法を誤ると、ワッペンが剥がれたり、縮んだりすることがあります。適切な乾燥方法を守ることが重要です。

乾燥機は避ける

乾燥機の高温によって、アイロン接着タイプのワッペンが剥がれたり、刺繍ワッペンが縮んだりすることがあります。できるだけ自然乾燥を選びましょう。 また、長い時間濡れたままにしておくと色移りの原因となりますので注意してください。

直射日光を避ける

ワッペンの色褪せを防ぐため、風通しの良い日陰で干すのがおすすめです。特に濃い色のワッペンは、紫外線による色落ちのリスクが高いため注意しましょう。

おしゃれを長く楽しむために適切な洗濯方法を

ワッペン付き衣類は、洗濯方法を誤ると剥がれや色落ちの原因になります。ワッペンの種類を把握し、洗濯前の確認をしっかり行い、適切な洗濯・乾燥方法を実践することで長持ちさせることができます。
ぜひ今回ご紹介したポイントを活用し、大切なワッペン付き衣類をきれいに保ちましょう。